村上

-Murakami-



村上市の代表駅です。かつての村上藩の城下町として栄えた歴史ある町で、
瀬波温泉や鮭など観光資源は豊富、粟島観光の拠点でもあります。
鉄道においては、羽越本線における直流電化の最北端で、
115系やE127系といった直流型の電車は新発田方より当駅までしか乗り入れられません。
間島との間にデッドセクションがあり、ここからは交流電化区間となります。
しかし新潟支社は普通用の交直流型電車を所有しておらず、気動車での運行となっており、とても珍しいものです。

以前は平仮名主体と漢字主体の駅名標が混在していましたが、2009年の3月頃に旧タイプがLEDに交換されました。
新潟支社におけるLEDはここが嚆矢となり、以後線内の主要駅に広まっていきました。
当時はまだLEDが本格的に普及する前だったため、実験的な意味合いもあったのかもしれません。
スタンドは2種類あり、新潟近郊で見られる長方形の駅名標と、府屋でもみられた緑色の鳥居型の駅名標です。
デザインは新しく、ラインカラーも設けられていました。面白いのは、近郊型はラインカラー導入前に普及したものであり、
ラインカラーの部分が無表示(白色)となっていたにも関わらず、ここは付いているということです。
鳥居型同様、ラインカラーが導入されてから手が施されたのでしょうか。
しかし、せっかく新調されたスタンドですが、新タイプに場所を奪われ、見られなくなりました。


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