塔寺

-Todera-


会津坂下町の駅です。国道49号から分岐する停車場線の行き止まりにあります。
ホームは高台にあり、行き止まりの砂利の広場から、跨線橋のような
トンネルを経て辿りつけます。これ自体は入口で、ホームに待合室があります。
森の中にあって居心地のいい雰囲気ですが、国道の傍にあるため、走行音が響いてきます。
私も実際に訪れるまでは知りませんでした。写真を見るだけでは、その土地の
実情というものは分かりません。磐越西線の並走道路である49号がここに
乗り入れているのは意外だと思いました。後で地図(この時は地形図を持ち合わせて
いませんでした)を確認した所、49号は野沢から磐越西線を外れ磐越自動車道に
近づき、会津坂下IC入口(坂本駅付近)を経てここに来ます。
この先坂下の中心地を経てまっすぐ東に進み、会津若松北部を経て猪苗代湖畔辺りで
鉄道に合流します。普通に鉄道と並走していると思ったのですが、
単純な線形じゃないことに面白さを感じました。これは鉄道にも言える話ですよね。
なお、停車場線から国道に出てまっすぐ延びる主要地方道(43号)を真っすぐ
5kmほど進むと、山都駅に辿り着きます。道って面白いですね・・・。

さて、駅名標です。国鉄ライクですが、他駅に見られるものとはフォントが異なります。
かつての仙台支社の標準的なもので、少し前まではよく見られたようです。
只見線も例外ではありませんが、2003年に坂本や早戸に普及した
国鉄ライクに置き換えられ、数を減らしました。その後ラインカラー入りが
進出して激減、現在は当駅と水沼の中川寄りにしか現存しません。


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