田子倉

-Tagokura-


新潟県と福島県を隔てる六十里越にある駅です。近くに田子倉ダムがあり、列車から眺められます。
奥只見湖より発する只見川の上流にあり、田子倉ダムより先、川は国道252号とこの路線に並走して
会津盆地に至ります。冬季には国道が閉鎖されるため、この駅も営業休止となります。その関係で
「臨時駅」として扱われており、特殊な形態の駅です。秋になると紅葉に包まれ、絶景になります。
只見線は紅葉の美しい路線として名を馳せていますが、ここがその由縁でしょうか。駅舎は倉庫のような
ものを使用しており、階段を下りた先にホームがあります。スノーシェッドが設けられており、
ホーム全体に屋根が及んでいます。また、ホームの只見寄りでDocomoのFOMAが使えるそうです。

県境が支社境であり、会津側は仙台支社の管理下にあります。よって当駅には新潟支社の駅名標は
ありません。が、見ての通りこの駅にあるものは新タイプのみ。形は異なりますが、近年になって登場した
ブツです。かつては手書きの国鉄タイプがあり、ネットで調べた際にその事を知りました。それが初めて
田子倉駅の存在を知った時であり、こんな所があるのか・・・とまだヒヨコだったわたしにとっては
感動ものの駅でした。しかしそのページにおいて、すでに手書きは撤去されていることを知り、
訪れる時にはもう見られないと感傷的な気分になりました。鉄道ファンには人気の高い駅のようですが、
以上の経緯があり、今一つ共感出来ない所があります。この事実を知らない、あるいはもっと昔に交換されて
いれば話は別でしたが・・・。同じことは隣の支社にも言えることです。寧ろその延長ですかね・・・(笑)。
ちなみに、当駅に限らず只見町内の駅名標は全て新タイプです。恐らく、JR東の独断ではなく、只見町の
投資による交換だと思われます。そう考えると、何だか攻められない話ですが、うーん・・・


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