1968年に開通した、神戸の市街地を走る地下鉄です。それまで市街地には
路面電車が敷かれていましたが、その廃止に伴う代替として、また、三宮・湊川・兵庫と
各地に分散していた私鉄を直接乗り入れさせるためにこの路線が開通しました。
これにより大阪方面と姫路方面の電車が一体化し、私鉄同士のコミュニティが活発と
なりました。元々私鉄同士を繋げる目的だったことや、乗り入れする各社が出資した
ことから、自社の車両は保有しておらず、全て各私鉄の電車で賄われています。
2010年秋になり、経営体制の改革に伴って、駅名標の換装が実施されました。
それまではオリジナルの駅名標が使われていましたが、花隈を除く各駅に阪神の、
花隈には阪急のデザインをもつ駅名標が導入されました。この時、新開地の神鉄ホームのみは
交換対象となりませんでしたが、2013年に開業当時から残る駅名標が神鉄様式となりました。