世田谷の住宅街を走る路面電車です。元々は玉川電気鉄道(玉電)が開いた
「玉川線」の一部で、渋谷―二子玉川園の本線に対し支線として扱われていました。
しかし、高度経済成長に伴う車社会の発展により路面電車は不要として廃止にされ、
渋谷―二子玉川園は1969年に廃止、1977年に地下線の新玉川線(後の田園都市線)として
生まれ変わりました。この折りに、同じ軌道線であった砧線も廃止となりましたが、
三軒茶屋―下高井戸は「世田谷線」に改称して残存、現在まで活躍しています。
池上線のようにローカルムードが漂い、閑静な佇まいがあります。
ナンバリング普及前には全て2世代前のピンク帯で占められていました。
1999年の車両置換に伴うホーム改修の際に現れたもので、その影響で統一化されました。
1世代前のデザインは普及せず、ナンバリング登場に伴って13年ぶりに一新されました。