五反田と蒲田とを結ぶ、東京南部の古くからの町を走る路線です。
多摩川線と同じく3両編成の電車が走ります。利用者は多い方ですが、
古めかしい駅が多く、ローカル線のような佇まいがあります。
駅名標は東急の中でも特に2世代前のものが数多く残存していました。
しかし、2009年に五反田と旗の台が新タイプになったのを皮切りに
2011年には、蓮沼と雪が谷大塚に、初めてラインカラー入りが普及しました。
この時には置換されたばかりの旗の台にも同じ現象が見られ、同駅の
大井町線ホームや、長らく改修を行っていた上野毛にも、やはり
ラインカラー入りが登場しました。そして遂に2012年に入り、T矢印を
用いた駅名標が一斉に置換され、大井町線共々絶滅しました。長きに
渡って古い駅名標が残り、古色蒼然とした駅の雰囲気にマッチして
いましたが、とうとう世代交代を果たしました。普及直後にナンバリング
導入が公表され、ラインカラー入りが普及したのと矛盾が起きましたが、
本来ならばもっと早く導入される予定だったのでしょうか。
*消滅した駅名標 (2012/5)
*消滅した駅名標 (2012/8)
*消滅した駅名標 (2012/5)