渋谷と中央林間を結ぶ通勤路線です。多摩丘陵に広がるニュータウンの足として活躍します
沿線には東急自らが分譲した住宅地が広がり、「多摩田園都市」という総称を持ちます。半蔵門線と一体化した運行で
賄われ、約半数は東武線に直通します。全列車が10両編成で、基幹である東横線よりも膨大な輸送量を有します。
しかし、増えすぎた乗客により混雑率は200%近くに及び悪化、改良が必要となりました。
純粋な田園都市線は1966年に開通、中央林間には1984年に達しました。二子玉川-溝の口は大井町線として
既に開業しており、田園都市線開通時に編入されました。渋谷-二子玉川は元々、「玉電」という路面電車で、
田園都市線開通後に地下化。「新玉川線」として復活し、2000年に田園都市線に編入しました。
ニュータウンらしく、あざみ野・青葉台・つきみ野など、植物に関連した駅名を多く見られます。
2003年、市が尾など当路線の数駅を嚆矢に1世代前の駅名標が普及、2009年のたまプラーザを
最後に統一化されました。しかし、その後2011年にあざみ野にラインカラー入りが普及し、さらなる
マイナーチェンジが行われることに。と思いきや2012年に入ると今度はナンバリング導入に伴う
新デザイン導入が発表され、二子玉川を嚆矢に普及が始まりました。この田園都市線では、3月中に
渋谷を除く全駅で置換、早い時期に近代化を果たしました。渋谷については、中目黒や目黒と同様、
東京メトロのナンバリングを含むためにデザインが決まっていなかったようですが、2013年になって
遂に両駅と併せて専用の駅名標をロールアウト、置き換えが完了することとなりました。