相模川の左岸にある路線です。南北を縦断しており、メガループにあたる
南武線や横浜線に対し、外環状線のような役割を担います。
元々は相鉄こと相模鉄道の路線であり、戦時中に国有化されました。
元私鉄線としては駅間距離が長めですが、これは国有化の際にいくつかの
駅が廃止となったためにこのような形となりました。1991年に電化を果たし、
オリジナルの205系を導入、人口増加に伴う進化を遂げました。一方で駅舎は
木造建築が未だに多く残存、関東近郊のローカル線と言われる所以となっています。
駅名標は電化の際に新しくなりました。ちょうど1991年は漢字主体のデザインが普及
した都市であり、成田空港駅を嚆矢に(実際には新宿や秋葉原に試験的に導入された
ものが最初にあたるようです)広まりました。当路線にもそれは及び、早くから
駅名標に近代化をもたらしました。そのため旧タイプは一つも見られず、珍しいものです。
吊り下げは細長いもので占められ、スタンドはここ独自のフォルムです。きちんと
ラインカラーも反映されています。その後南橋本や厚木など工事が行われた駅には
太字のフォントを用いた、現行の標準デザインが普及。門沢橋にはLEDも現れました。
*消滅した駅名標 (2012/4)
*消滅した駅名標 (2011/12)
*消滅した駅名標 (2012/6)
*消滅した駅名標 (2009/9)