大船渡線

-Ofunato Line-


一ノ関駅と大船渡市の盛駅とを、千厩・気仙沼・陸前高田経由で結ぶ路線です。途中、摺沢を通る関係で線形が
歪なものになり、遠回りします。これは政治的な圧力があったためで、「我田引鉄」の代表例にされているほどです。
しかしその形のおかげか、全線の形がドラゴンのように見えるため「ドラゴンレール」という愛称を授かりました。
早くから気動車の近代化が行われ、キハ100が走ります。当初は方向幕を使用しましたが、後に全て
LEDに置き換えられ、さらなる近代化を果たしました。時代に取り残されているわけではなく、馬鹿に出来ません。

かつては平仮名主体の駅名標で占められており、特にスタンド(一部の壁にも)にはドラゴンレールのマークが
塗布されていました。90年代後半以降よりラインカラーが黄緑のものや、花輪線と同じフォントを使用した
ラインカラー入りも普及したものの、数は多くなく、目立った交換は行われていませんでした。
しかし2010年、私が訪問して間もないころに突如全駅に新タイプが普及し、気仙沼線と共にかつての面影が
無くなりました。これまでとは異なり、スタンドに限らず壁タイプも更新しており、北上線・花輪線よりも
派手な総入れ替えとなりました。フォントはまたしてもこれまでに見られないものを使用しており、
大船渡線営業所独自のスタイルを採っています。他支社では新ゴに統一している方向ですが、盛岡支社では
営業所ごとに自由に細かなデザインを決めている模様です(ちなみに北上線では新ゴを採用しています)。
まだ気仙沼以西の大部分に訪れていませんが、2009年末に訪れたのは正解だったと自負しています。
何せ、古い駅名標を見られなくなる所でしたから。さらに駅名標が交換された以上、いつ訪れても
変わりはないと判断し、優先順位も下落しました。青森の方に行くことが必須だったこともあって、
1年以上放置していましたが、釜石線や山田線などが残っており、どうあれ行く気は湧きませんでした。
どうせいつ行っても変わりはないとタカをくくっていたのです。そう、「あの日」までは・・・。


一ノ関-Ichinoseki-

小梨-Konashi-

矢越-Yagoshi-

折壁-Orikabe-

新月-Niitsuki-

気仙沼-Kesennuma-


鹿折唐桑-Shishiori Karakuwa-

上鹿折-Kamishishiori-

陸前矢作-Rikuzen Yahagi-

竹駒-Takekoma-

陸前高田-Rikuzen Takata-


脇ノ沢-Wakinosawa-

小友-Otomo-


細浦-Hosoura-


下船渡-Shimofunato-

大船渡-Ofunato-


盛-Sakari-



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